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武蔵中高 CPU愛好会 活動日誌



このブログは、タイトルの通り武蔵中高CPU愛好会の活動日誌です。

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2009/05/01(金) 狂気と混乱の機械魔獣 第七回

2009/05/01 0:09 G&Tの作品紹介広報係
【はじめに】
小説版の修正投稿作業をしていたら、第6話がなかったので投稿します。

【小説版狂気と混乱の機械魔獣 プロローグ】
第6話「帝國軍」

「・・・部隊長様、彼らは快諾してあの魔法陣の元に向かいました。」
「そうか、無茶な頼みを聞いていただきすまなかった、村長よ。」

話は清麿達が村長の所へ挨拶に来る四日前。
清麿達の暮らしている国、「赤丸帝國」の自治体、大陸政府で会議が行われていた。
議題は「谷蔵町周辺への赤丸大陸軍の派遣について」
魔獣の現れた谷蔵町は赤丸帝國政府へ軍の派遣要請を行っていた。
「また魔獣の被害か。」
「これで五件目ですね・・・」
「帝國軍の派遣ですか。では、今回も『対魔部隊』の派遣ということでよろしいですね。」
「・・・しかし、いまあの部隊は二つに分けて白辺町とザライド村に派遣しています。」
「そうか・・・。では、いまあまっている隊はあるのか?」
「現在は特に戦争も行われていないので、警備にまわしている軍以外は全隊使用可能です。」
「よし、では大陸陸軍第一師団の騎士部隊を派遣することにしよう。」

赤丸帝國は巨大な帝国である。
その本土は大陸の南東にある列島だが、赤丸の領土は本土よりも大陸の方が多い。
そのため、赤丸の中央政府は大陸に政府とほぼ同等の力のある自治体、『大陸政府』を設けて、そこで大陸の政治がほとんど行われている。
また、大陸政府には大陸の他の国との戦闘に備えて、大陸政府の判断により使用できる軍隊、『大陸軍』が中央政府から貸し与えられている。
そのなかで騎士部隊は大陸陸軍の中の陸軍の第一師団に所属している。
本来今回のような魔獣などの『異常事態』は防衛師団の対魔部隊が使われるのだが、現在は各地で魔獣による被害が発生しているため、全ての対魔部隊の隊員は出払っている。
そのため、戦争などで使われる第一師団の騎士部隊が派遣されることになったのだ。

その二日後。谷蔵町。
騎士部隊の隊員はほとんど怪我をしているものはいなかった。
だが、町に近づくにつれて現れる魔獣の数は増えていく。
そして、
「・・・やはり、間に合わなかったか。」
谷蔵町はほとんど原形をとどめていなかった。
土地は大きく隆起し、地面は割れ、熱気と冷気に支配されている。もはや人が住んでいたとは思えない状況だった。

そして現在、村長と騎士部隊部隊長の話している会議室。
騎士部隊は谷蔵町の壊滅を確認した後、その周辺で唯一生き残っている豪王村へ一時駐留しに来たのだ。
「しかし、彼らは道場で訓練を受けたとはいえ、軍人ではありません。そのような人物が何故魔法陣を潰す事ができるとご判断されたんですか?」
「俺が見たところ、彼らは魔術師の素質がある。そして、魔法陣を破壊する事ができるのは魔術師だけだ。」
「魔術師、というのは。」
「ああ。ただ、そのような能力を持っているのは彼らだけでない。この村ではないが、大陸の他の場所でも魔術師と思われる能力を持った人々が現れ始めている。」
「始めている。という事は最近現れたという事ですか?」
「ああ、そう言う事だ。魔術師という人種は今までの歴史の中では、一つの時代に十人いるかいないか程度だった。だが、最近になって各地で魔法を使うこのとできる人々が爆発的に増えてきている。」
「なぜ、そのような事が・・・」
「おそらくは今世界各地で現れている『魔法陣』の影響だと考えられている。あの魔法陣からは大量の魔獣が現れるが、その周辺に住む人々の内少数がその後魔術師となっている。」
「それで、魔獣と戦って生き残った彼らを、魔術師の素質のある人間と判断したという事ですか。」
「そう言う事だ。それに、谷蔵町は壊滅はしているが、そこから現れている魔獣は危険度で言えば他の地域に比べて低い。彼ら程度の実力があれば十分生き残れるレベルだ。」
「…そう、ですか。では、彼らに期待しましょう。」
「ああ。今のところはこの村に攻めてきた魔獣は全て我々大陸軍が対処してる。魔法陣が肥大化する前に彼らが破壊してくれる事を祈ろう。」

【終わりに】
昔の狂気化からは想像できないような重い話になっていますが、修正版の狂気と混乱の機械魔獣ではゲーム自体もこんな感じです。

2009/03/06(金) ChaosWorld 第一回

2009/03/06 16:06 G&Tの作品紹介広報係
【作品紹介の前に】
やばい!明日で活動が再開してしまう!これではまた有限不実行に!
ということで、遅れましたが作品紹介の記事を書かせていただきます。
こんかいは、今までストーリーが謎に包まれていたChaosWorldの作品紹介です。

【ChaosWorld】
「OPストーリー」
――ここは、国立東都中央大学。
いま、この場所では歴史的瞬間が訪れようとしていた。
「・・・Gewy001・Gewy002、起動。」
Gewyとは、この大学の職員、倉島教授とその下にある開発チームにより作られた人工知能シリーズの名前である。
そして今日はGewyシリーズ初起動の記念日だった。
だが、Gewyシリーズは世界を変えるほどの大発明。それをねらう物は当然大勢いる。
そして、その中の一人、天才ハッカー「Bord」のウイルスが大学のスーパーコンピューターに迫っていた・・・

「公開予定日」
未定。おそらく今年中。

「体験版公開予定日」
武蔵中学高等学校第87回記念祭の参加団体、CPU愛好会にて。

【終わりに】
・・・情報量少ない!なんてこった!

2008/12/31(水) 狂気と混乱の機械魔獣 第六回

2008/12/31 21:14 G&Tの作品紹介メンバー
【はじめに】
十二月三十一日・・・
やっと書き上げました!やっつけ仕事ですが。
あと、今日は音楽ファイルのアップロードもあります。

【狂気と混乱の機械魔獣 作品紹介】
『小説版狂気と混乱の機械魔獣』
第5話「真の敵へ」

「…そうか、君たちがあの魔獣達のリーダーを倒したのか。」

俺たちは魔界軍の小隊長を名乗る「毒蛇」を倒した後、まず大ケガを負ったマルコを病院に連れて行って治療した。
そのときにマルコは毒蛇に注入された毒を解毒してもらい、俺も毒蛇との戦いで負った傷を治療してもらった。
そして、一週間後、マルコが動けるくらいに回復したのでマルコの提案通りに市長のところへ報告へ行くことになり、いまに至る。

「よし。とりあえずはこの市を救ってくれたお礼にこの武器をやろう。たしかお前たちの木刀は魔界軍との戦いで壊れてしまったそうじゃ
からな。」
そう言って市長はブレードソードを2本手渡す。
まあ、壊れたと言っても道場からマルコが拾ってきた物なので知ったこっちゃ無いのだが。
「…ところで、一つ頼みたい事があるのじゃが、」
「何ですか?」
「じつは、おまえ達が倒した魔獣達はここから西に二日ほど行った所にある『谷蔵町』というところに突然現れた魔法陣から大量に発生し

ているという話なのじゃ。君たちには能力があるそうじゃな、その魔法陣の所に行って、可能ならば潰してきてはくれんか?」
「魔法陣を潰す…?」
「いや、できればで良いのじゃ。まずは見に行ってくれんか?」
「…分かりました。ところで、具体的な場所を示す地図か何かはありますか?」
「ああ、それならばこれじゃ。」
市長に地図を手渡される。
「あと、最後に気をつけて欲しい事がある。」
「何ですか?」
「『谷蔵町』は昔そこにあった町の名前じゃ。今は死の大地となっている。」
「どういう事ですか?」
「つまり、もうそこに町は存在しないのじゃ。個人の地下要塞などは残っておるかもしれんが。」
「ということは、準備は万全にしてから向かい、短期決戦で潰してこい、という事ですね。」
「そうじゃ。では、頼んだぞ。」
「はい、分かりました。」

そして、俺たちの戦いは本格化してゆく…。

【終わりに】
なんか今気づきましたが小説版の主人公以上に弱いですね・・・。ゲームはこんなに難しくありませんよ。

さて、曲についてですがzipフォルダにすればアップロードできそうなのであの二曲をアップロードします。

では、良いお年を。鳴り響く108の叫びでも聞きながら・・・
収録曲:悪夢の戦い、鳴り響く108の叫び.zip

【2009年5月1日 修正版投稿】
第5話「真の敵へ」

「・・・そうか、君たちがあの魔獣達のリーダーを倒したのか。」

清麿たちは魔界軍の小隊長を名乗る「毒蛇」を倒した後、まず大ケガを負ったマルコを病院に連れて行って治療した。
そして、一週間後マルコが動けるくらいに回復したので市長のところへ報告へ行くことになり、いまに至る。

「まずはこの武器を受け取ってくれ。この町を救ってくれたお礼だ。たしかお前たちの木刀は魔界軍との戦いで壊れてしまったそうだからな。」
そう言って市長はブレードソードを2本手渡す。
(まあ、壊れたと言っても道場からマルコが拾ってきた物なので知ったこっちゃ無いんだけどな・・・)
「ところで、一つ頼みたい事があるのだが、」
「何ですか?」
「じつは、おまえ達が倒した魔獣達はここから西に二日ほど行った所にある『谷蔵町』というところに突然現れた魔法陣から大量に発生しているという話だ。君たちには魔力があるそうだな、その魔法陣の所に行って、可能ならば潰してきてはくれんか?」
「魔法陣を潰す・・・?どうすればいいのですか?」
「うーん、私もよく知らないのだが、赤丸帝國大陸政府からの要求があってな。政府の方々が言うにはおまえ達の能力があれば魔法陣を潰す事など簡単だとの事だ。」
「やり方は聞いてないのか?」
清麿は相手の立場を全く無視して敬語を使わずに問いかける。
「まあ、できればで良いのだ。詳しい事についてはこの大陸政府から渡された資料に書いてある。とりあえずは現場を見に行ってくれないか?」
「・・・分かりました。ところで、具体的な場所を示す地図か何かはありますか?」
「ああ、それならばここにある。」
市長はこの村の周辺の地図を手渡す。
「あと、最後に気をつけて欲しい事がある。」
「何ですか?」
「『谷蔵町』は昔そこにあった町の名前だ。今は死の大地となっている。」
「どういう事ですか?」
「つまり、もうそこに町は存在しないということだ。個人の地下要塞などは残っているかもしれんが。」
「…えーと。」
「清麿、町が存在していないという事はそこには安心して休む事ができる場所がないという事だ。つまり、短期決戦で戦いを終わらせる必要がある。」
「そいうことだ。更に言うとそのために国の軍も長期滞在をする事ができなかったとの事だ。大人数を滞在させるための場所がないからな。」
「それで俺たちが・・・」
「まあ、それも理由の一つだな。では、頼んだぞ。」
「「はい、分かりました。」」

――こうして清麿たちの戦いは本格化していった・・・。

【2009年5月1日 追記】
・・・あれ、なんか第六話が無い?
まあいいや、投稿しよう。

2008/12/29(月) 狂気と混乱の機械魔獣 第五回

2008/12/29 23:33 G&Tの作品紹介メンバー
【はじめに】
どうも、G&Tです。ついに小説版狂気と混乱の機械魔獣の第四話が完成しました。
という事で公開します。

【狂気と混乱の機械魔獣 作品紹介】
『小説版狂気と混乱の機械魔獣』
第4話「発狂の力」

「ゲーヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!どうやら俺の部下達を全員倒したようだな」
「また…魔獣か……」
「ゲーヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!そうか、お前達には魔獣と魔人の区別は無いんだったな。
俺は魔獣ではない、魔人だ」
「魔人…。どういうことだ?!」
「魔人は魔獣を統制する者。そして魔獣と違って意思がある。」
「という事は…お前が…ここのやつらの司令塔か……?」
「その通り!!!俺は魔界陸軍の第258小隊の隊長毒蛇だ!」
「魔界軍…。軍隊だったのか…」
「なんだ、そんな事まで知らなかったのか。まあいい、お前達は俺の部下を殺した。我々に反乱する者は全員抹殺してやる!世 界 中 に 狂 気 と 混 乱 を !」

毒蛇が謎の叫び声をあげると、周りが殺気に包まれる。
「ゲーヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!」
毒蛇は高速で飛びつきマルコに噛み付く。
「マルコ!」
俺は毒蛇の頭に木刀をたたきつけて毒蛇をマルコから引き離す。
「大丈夫か?」
「ぐっ…。」
「ゲヒャヒャヒャヒャ!そいつには俺の毒を送りつけてやった!お前達のような年齢だと一時間くらいで毒が全身に回って動けなくなるはずだ!」
「クソ!」
マルコが木刀で毒蛇に攻撃を加えようとする。が、毒蛇は木刀を尻尾で受け止め、そのまま尻尾でさらにマルコへ攻撃を加える。
俺も木刀で毒蛇へ斬りつける。が、攻撃は当たったが反撃に毒蛇にかみつかれてしまった。毒は注入されなかったが結構なダメージを受けた。
「くっ…。マルコ、いったん防御に専念して形成を立て直すぞ!」
「ゲヒャヒャヒャヒャ!無駄だ!いくら逃げ続けたところでどのみち毒が体に回って動けなくなるんだからな!そうなったら俺がとどめを刺してやる!」
そういいながらも毒蛇はさらに俺へ攻撃を加える。
「清…麿、『発狂』を……いったん…精神集中をしろ……。」
「そんな事を言われても、この状況じゃ無理だ!」
「俺が…毒蛇に連続で…攻撃を加える……。そのあいだに…精神集中をすませるんだ………」
そういうとマルコは毒蛇へ向かっていき、木刀をたたきつける。
「ゲヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!どんな、戦法を、使っても、おまえ達とは力の差は歴然だ!その程度の小細工には、やられんぞ!!!」
更に毒蛇はマルコに激しい攻撃を加える。
「マルコ!」
「清麿…、今は……精神集中…を……優先しろ………」
その間にもマルコは攻撃を受け続ける。
「ゲヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!これでこいつは終わりだな!」
毒蛇は口を大きく開けてマルコに噛みつく。それに耐えきれずついにマルコは力尽きて倒れてしまった。

「ヒャーヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!!!!一人目の始末は完了した!次はおまえだ!俺たちに、刃向かった事を、後悔しながら死ね!」
「…発狂開始。」
精神集中は終わった。あとはあの毒蛇を潰すだけだ。
俺は木刀を構えて飛びかかってきた毒蛇へたたきつける。
「ゲーーーーーーヒャヒャヒャヒャヒャ!!!!!!!!!!!その程度の、攻撃など、俺には効かない!!!!!!ヒャーヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!!!!!!!!」
毒蛇は奇声を上げながらもう一度俺へ噛みつこうとする。その攻撃をよけて毒蛇の体に木刀を突き刺す。
「グヒャヒャヒャヒャーーーー!!!ヒャーッヒャッヒャッヒャッヒャヒャヒャ!死ねぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
毒蛇は木刀を突き刺されても死なず、俺に噛みつく。
「…死に損ないのゴミが。さっさと殺してやるよ。」
俺はもう一本の木刀を取り出し、噛みついてきた頭に突き刺す。
「ゲヒャアアアアァァァァァァァァァーーーーー!!!!!!!!」
毒蛇は大声を上げて動かなくなった。

俺は発狂状態を解除して、マルコを助け起こしに行く。
「マルコ!大丈夫か!」
「……………清麿か……。魔獣は………全滅……したの…か…………?」
「ああ、動けるか?」
「いや、動くのは無…」
「………ゲーー、ヒャヒャヒャヒャ、ヒャ。」
死んだと思っていた毒蛇が動き出し、俺はまた身構える。
「この町に………発狂を使えるやつが……いたとは……………」
そう言い、毒蛇は今度こそ完全に動かなくなった。
「清麿………。とりあえず、俺が動けるようになったら……市長に報告に行くぞ。」
「ああ、とりあえずは病院に行くぞ!」

【終わりに】
何というか・・・文章力がない上に鬱・・・。

さて、小説版狂気と混乱の機械魔獣のプロローグは第四話で終了の予定でしたが、書いていたらいつの間にか五話で終了という事になってしまいました。という事で第五話まで公開します。

・・・できれば年内に公開できればいいな、と。
では、G&Tでした。

【追記】
音楽もアップロードしなきゃなー。

【2009年5月1日 修正版投稿】
第4話「発狂の力」

「ゲーヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!どうやら俺の部下達を全員倒したようだな」
「また…魔獣か……」
「ゲーヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!そうか、お前達には魔獣と魔人の区別は無いんだったな。
俺は魔獣ではない、魔人だ」
「魔人…。どういうことだ?!」
「魔人は魔獣を統制する者。そして魔獣と違って意思がある。」
「という事は…お前が…ここのやつらの司令塔か……?」
「その通り!!!俺は魔界陸軍の第258小隊の隊長毒蛇だ!」
「魔界軍…。軍隊だったのか…」
「なんだ、そんな事まで知らなかったのか。まあいい、お前達は俺の部下を殺した。我々に反乱する者は全員抹殺してやる!世 界 中 に 狂 気 と 混 乱 を !」

毒蛇が謎の叫び声をあげると、周りが殺気に包まれる。
「ゲーヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!」
毒蛇は高速で飛びつきマルコに噛み付く。
「マルコ!」
清麿は毒蛇の頭に木刀をたたきつけて毒蛇をマルコから引き離す。
「大丈夫か?」
「ぐっ…。」
「ゲヒャヒャヒャヒャ!そいつには俺の毒を送りつけてやった!お前達のような年齢だと一時間くらいで毒が全身に回って動けなくなるはずだ!」
「クソ!」
マルコが木刀で毒蛇に攻撃を加えようとする。が、毒蛇は木刀を尻尾で受け止め、そのまま尻尾でさらにマルコへ攻撃を加える。
清麿も木刀で毒蛇へ斬りつける。が、攻撃は当たったが反撃に毒蛇にかみつかれてる。なんとか毒が注入される前に引き離したが、相当なダメージを受けた。
「くっ…。マルコ、いったん防御に専念して形成を立て直すぞ!」
「ゲヒャヒャヒャヒャ!無駄だ!いくら逃げ続けたところでどのみち毒が体に回って動けなくなるんだからな!そうなったら俺がとどめを刺してやる!」
そういいながらも毒蛇はさらに攻撃を続ける。
「清…麿、『発狂』を……いったん…精神集中をしろ……。」
「そんな事を言われても、この状況じゃ無理だ!」
「俺が…毒蛇に連続で…攻撃を加える……。そのあいだに…精神集中をすませるんだ………」
そういうとマルコは毒蛇へ向かっていき、木刀で胴体を突く。
「ゲヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!どんな、戦法を、使っても、おまえ達とは力の差は歴然だ!その程度の小細工には、やられんぞ!!!」
更に毒蛇はマルコに激しい攻撃を加える。
「マルコ!」
「清麿…、今は……精神集中…を……優先しろ………」
その間にもマルコは攻撃を受け続ける。
「ゲヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!これでこいつは終わりだな!」
毒蛇は口を大きく開けてマルコに噛みつく。それに耐えきれずついにマルコは力尽きて倒れてしまった。

「ヒャーヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!!!!一人目の始末は完了した!次はおまえだ!俺たちに、刃向かった事を、後悔しながら死ね!」
「…発狂開始。」
精神集中は終わった。あとはあの毒蛇を潰すだけだ。
清麿は木刀を構えて飛びかかってきた毒蛇へたたきつける。
「ゲーーーーーーヒャヒャヒャヒャヒャ!!!!!!!!!!!その程度の、攻撃など、俺には効かない!!!!!!ヒャーヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!!!!!!!!」
毒蛇は奇声を上げながらもう一度俺へ噛みつこうとする。その攻撃をよけて毒蛇の体に木刀を突き刺す。
「グヒャヒャヒャヒャーーーー!!!ヒャーッヒャッヒャッヒャッヒャヒャヒャ!死ねぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
木刀は木で出来ているとは思えないほどきれいに毒蛇に突き刺さった。だが毒蛇は木刀を突き刺されても死なず、更に清麿に噛みつこうとする。しかしその動きは今までと比べ格段に鈍くなっていた。
「…死に損ないのゴミが。」
清麿はもう一本の木刀を取り出し、攻撃に集中しすぎた故に無防備になっている頭へと思いっ切り突き刺す。
「ゲヒャアアアアァァァァァァァァァーーーーー!!!!!!!!」
毒蛇は、大声を上げてその場に倒れ、動かなくなった。

戦闘が終わり、清麿は発狂状態を解除して、マルコを助け起こしに行く。
「マルコ!大丈夫か!」
「……………清麿か……。魔獣は………全滅……したの…か…………?」
「ああ、動けるか?」
「いや、動くのは無…」
「………ゲーー、ヒャヒャヒャヒャ、ヒャ。」
と死んだと思っていた毒蛇が動き出した。清麿ははまた身構えるが
「この町に………発狂を使えるやつが……いたとは……………。破壊神様…………………………。」
そう言い残し、毒蛇は今度こそ完全に動かなくなった。

【2009年5月1日 追記】
そういえば最近全く小説書いてない・・・

# 名無し 『結局発狂ってなんなんですか?これ読む限りよくわかりませんが・・・ 通りすがりで失礼しました。』 (2008/12/31 18:58)

# G&T 『初めまして、名無しさん。コメントありがとうございました。 発狂についてですが、原作ゲーム「狂気と混乱の機械魔獣」では使用者の攻...』 (2008/12/31 20:30)

2008/12/09(火) 狂気と混乱の機械魔獣 第四回

2008/12/09 0:30 G&Tの作品紹介メンバー
【はじめに】
氷砂糖とみかんのおいしい季節になりましたね、G&Tです。
第三話です。

【狂気と混乱の機械魔獣 作品紹介】
『小説版狂気と混乱の機械魔獣』
第3話「狂気の魔界軍」

巨大蝙蝠「グガァァァァァァァァァァァァァァァァァ」
マルコ「くっ…、見つかったか。できれば見つからずに逃げたかったが…」
清麿「しかたない、行くぞ!」

 俺たちは村から避難するために村の東の出口へ向かっている。
俺はどうせやられるなら敵をできるだけ道連れにしてやりたかったがマルコがに「逃げられるところまで逃げてからにしろ」と言われて魔獣にできるだけ見つからないようにして村の外を目指していた。
だが、結局50cm蝙蝠に見つかってしまったようだ。

 まず一匹の巨大蝙蝠が巨大な体で俺に突撃してきた。
すれ違いざまに道場から持ってきた木刀で後ろを殴りつける。と、今度は後ろから別の蝙蝠が突進してくる。
そのまま俺は前に倒れ込む。
形成を立て直したさっきの蝙蝠がこちらへまた突進してきている。
またやられると覚悟したが、衝撃は訪れず、鈍い音がして蝙蝠が目の前に落ちて動かなくなった。
マルコ「清麿、大丈夫か?」
清麿「ああ、あのくらいでやられると思うか?」
立ち上がるとさっき俺に突撃してきた蝙蝠がなにやらいびつな動きをしている。
マルコ「なん…だ…、なんだか、頭が……」
清麿「マルコ!」
マルコはその場に倒れてしまった。
清麿「クソ!俺もなんだか眠気が…」
眠気を押し殺して状況を判断する。
やっとわかった。さっきの蝙蝠の攻撃は人間には関知する事のできない超音波を放っていたのだ。今回蝙蝠が放った超音波は眠気を誘う物だったのだ。
俺はまた突進してきた蝙蝠に木刀をたたきつける。今度はすぐにうめき声を上げて地上に落ちた。
清麿「よし…、この集団は全滅させたな……。そうだ、おい、マルコ!起きろ!」
マルコ「…う。なんだ、清麿か。一体俺はどうなってたんだ?」
清麿「蝙蝠の超音波で眠らされてたんだ。その蝙蝠は俺が全滅させといたぞ。」
マルコ「そうだったのか…。だからって起こすために木刀でたたくな!それに二体いたうちの一体を倒したのは俺だ。」
清麿「いいだろ、俺がいなかったらマルコは蝙蝠達に食われてたんだから。」
マルコ「それ以前におまえ一人だったら蝙蝠二体に挟み撃ちにされてやられてたと思うぞ。」
清麿「っ…。」
マルコ「まあ、それはいいとして、別の魔獣に見つからないうちに逃げるぞ!」
清麿「ああ、そうだった。よし、さっさと村を出るぞ!」

 出口につくとそこには巨大な紫色の蛇がいた。
蛇「ゲーヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!どうやら俺の部下達を全員倒したようだな」

【終わりに】
嗚呼・・・
元々は蚊と戦った後出口につく前に大蜘蛛との戦闘があったのですが戦闘のイメージがうまくできずに没にしました。配布版ではたぶんついてくると思います。

【2009年4月30日 修正版投稿】
第3話「狂気の魔界軍」

「グガァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!」
「くっ・・・、見つかったか。できれば見つからずに逃げたかったが…」
「しかたない、行くぞ!」

清麿達は村から避難するために村の東の出口へ向かっていた。西の方から魔獣が襲ってきたからだ。
清麿としては、どうせやられるなら敵をできるだけ道連れにしてやりたかったのだが、マルコがに「逃げられるところまで逃げてからにしろ」と言われて魔獣にできるだけ見つからないようにして村の外を目指していた。ただ、村から逃げたとしても行く当てはないのだが。
そんななかで清麿達は、巨大な蝙蝠達に見つかってしまった。

魔獣である巨大蝙蝠は人間を見つけるといきなり襲いかかってくる。
まず一匹の巨大蝙蝠が巨体で清麿に突撃してくる。
それを右によけてすれ違いざまに道場から持ってきた木刀で後ろを殴りつけると、今度は後ろから別の蝙蝠が突進してくる。
完全に不意をつかれ、攻撃を受けた清麿はそのまま前に倒れ込む。
すると、形成を立て直したさっきの蝙蝠がこちらへまた突進してきている。
清麿は更なる攻撃を覚悟したが、衝撃は訪れず、鈍い音がして蝙蝠が目の前に落ちて動かなくなった。
「清麿、大丈夫か?」
どうやらマルコが攻撃を加えたようだ。
「ああ、あのくらいでやられると思うか?」
立ち上がるとさっき清麿にダメージを与えた蝙蝠がなにやらいびつな動きをしている。
「なん…だ…、なんだか、頭が・・・」
「マルコ!」
と、マルコはそのまま倒れてしまう。
「クソ!俺もなんだか頭が…」
眠気を押し殺して状況を判断する。
さっきの蝙蝠の攻撃は人間には感知できない超音波を放っていたのだ。
ただ、人間に関知できないと言っても実際はその音は聞こえいるが、人間はそれが自分では分からないと言うだけだ。
そしてそんな超音波は人間の精神にいろいろな効果を与える。
超音波にも種類があるが、今回蝙蝠が放った超音波は眠気を誘う物だろう。
清麿はまた突進してきた蝙蝠に木刀をたたきつける。今度はすぐにうめき声を上げて地上に落ちた。

「よし…、この集団は全滅させたな……。そうだ、おい、マルコ!起きろ!」
「・・・ん。なんだ、清麿か。一体俺はどうなってたんだ?」
「蝙蝠の超音波で眠らされてたんだ。その蝙蝠は俺が全滅させといたぞ」
「そうだったのか…。だからって起こすために木刀でたたくな!それに二体いたうちの一体を倒したのは俺だ」
「いいだろ、俺がいなかったらマルコは蝙蝠達に食われてたんだから」
「それ以前におまえ一人だったら蝙蝠二体に挟み撃ちにされてやられてたと思うぞ」
「っ・・・」
「まあ、それはいいとして、別の魔獣に見つからないうちに逃げるぞ!」
「ああ、そうだった。よし、さっさと村を出るぞ!」

その後、清麿達は魔獣から逃げ続け、出会った魔獣は倒してきた。
やがて、出口に近づき魔獣の数も少なくなる。
と、そこに巨大な蜘蛛が二体現れた。今までであった魔獣の中で一番大きく、1mは超えている。
「また魔獣か・・・。マルコ、いくぞ!」
巨大蜘蛛はまだ清麿達に気付いていない。
気付かれる前に一体を挟み撃ちにする。と、すぐにその一体の蜘蛛は動かなくなった。その勢いでもう一体に攻撃を加えようとする。しかし…
「ぐぁ!」
倒したと思ってた巨大蜘蛛がまだ生きていて清麿に攻撃を仕掛ける。
マルコはすぐに反応し、その巨大蜘蛛にもう一度攻撃を加える。
そして清麿が木刀を一本投げつけてとどめを刺す。
清麿は傷の痛みに耐えながら、もう一体の蜘蛛へと目を向ける。と、
「清麿!」
もう一体が向こうから飛び掛ってくる。
「同じ手を二度喰らうか!」
体をかがめて巨大蜘蛛の腹に木刀を突き刺す。
と、巨大蜘蛛の体を木刀が突き抜け、巨大蜘蛛は動かなくなった。

「清麿、大丈夫か?」
マルコがかけ寄ってくる。
「ああ、問題ない。普通に動けるぞ。」
「今までの戦いでダメージが蓄積されてるだろ。念のためにこれを飲んでおけ。」
小さなビンを渡される。ふたを開けると緑色がかった半透明の粘性が強い液体が入っていた。
「何だ、これ?液体洗剤か何かか?」
「違う!道場にあった回復薬だ。俺はよく分からないが魔力によって体の再生能力を高めて痛みも和らげるらしい。」
中身を一気に飲み干す。
(確かに傷の痛みを余り感じなくなったな。)
「よし、出口までもうすぐだ。さっさと逃げるぞ!」

やっと清麿達は出口へ到達した。と、そこには巨大な紫色の蛇がいた。
「ゲーヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!どうやら俺の部下達を全員倒したようだな!」

【2009年5月1日 追記】
たった今日付を超えてしまった。

2008/12/06(土) 狂気と混乱の機械魔獣 第三回

2008/12/06 14:21 G&Tの作品紹介メンバー
【はじめに】
予定より遅れてしまい申し訳ありませんでした。G&Tです。
狂気と混乱の機械魔獣の小説版第二話後半です。

【狂気と混乱の機械魔獣 作品紹介】
『小説版狂気と混乱の機械魔獣』

第2話「魔界軍襲来」:後半

数分して、会議が終わりみんなが集められた。
教師C「いま、さっき起こった爆発音の偵察に行った先生が帰って来た。」
生徒A「何があったんですか。」
教師C「みんな、『魔獣』について知っているか?」
そのとき俺は魔獣については何も知らなかったが、マルコや他の一部の生徒は知っているようだった。
生徒B「魔獣って、謎の場所から突如現れて町や村を襲って占拠するって言う噂のあれですか?確か姿形が明らかにおかしい者や形は普通と同じでも能力や大きさが異常だって噂ですけど。」
教師A「…町の西側が『魔獣』と思われる奴らに攻撃されている。その中でも普通にしゃべれる『魔獣』が少しいて、そいつらは自分たちの事を『魔界軍』や『魔界陸軍』と名乗っていたそうだ。」
マルコ「先生、僕たちはどうすればいいんですか?」
教師B「とりあえず、村から避難命令が出た。各自自宅に帰って荷物を持ってもう一度ここに集まってくれ。その後の行動については集まってから話す。」
 だが、道場にまた生徒が集まる事はなかった。
西側の地域にすむ生徒の一部が魔獣を目撃し、恐怖に陥って自分で避難をしようとしたらしい。そして、周りの生徒達も勝手に逃げ出す生徒を見て、一緒に村の外へ逃げ出してしまった。
また、学校の教師や村の中でも力のある人達が魔獣と戦って食い止めていたが、急襲だったため武器を余り持っておらず、指揮官もいなかったため魔界軍は一時間もしないうちに村の半分を占拠してしまったそうだ。そして、巨大な蚊の攻撃により家や森から火が出て、瞬く間に燃え広がっていった。その勢いに乗った魔界軍がさらに進行速度を速め、現在に至る。

 とりあえず外に出なければ、この中で焼け死んでしまう。いったん外へ出て道場へ戻ろう。
そう思って俺は外に出たら、ドアの前にマルコがいた。
清麿「マルコ!」
マルコ「隣町はもう魔獣軍に支配されたらしい。ここもそろそろ危ないぞ!」
隣町はもうやられたか。ということはここが陥落するのは時間の問題だ…
そのとき、家の陰から魔獣が現れた。やはりここまで進軍してきていたようだ。
清麿「いや、あそこに魔獣がいる。どうやらここも終わりみたいだな…」
マルコ「何言ってるんだ!逃げるぞ!」
清麿「いや、もうこの村にも相当な魔獣が来ているはずだ。もう逃げ切れない…。だが、ただ死ぬのはもったいない。魔獣の二、三匹でも道ずれにしてやる!」
マルコ「そうか、戦いながら逃げる事もできるからな…。しかたない、よし、いくぞ!」

 そうして俺たちと魔獣との初の戦いが始まった。

【終わりに】
相変わらずの駄文なので配布版ではおそらく文章を変更すると思います。
あと、時期が延びたので次回からは長くても分割せずに投稿します。
第三話を書かなければ・・・

【2009年4月30日 修正版投稿】
第2話「魔界軍襲来」

森の中に突如として空間の歪みが現れた。
やがてその歪みから多くの謎の生き物たちが発生してくる。
いや、姿形は普通の生き物たちと同じだが大きさが明らかにおかしい。蝙蝠は50cm、蚊は80cmを超える大きさだ。
そして、一通り謎の生き物たちの発生が収まると、最後に大きな紫色をした蛇が現れた。
「・・・ヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!
ここが俺たちの任された場所か。
全くののどかな場所だな。さっさと潰してやる。行くぞ!
世 界 中 に 狂 気 と 混 乱 を」

「クソ!もうここまで火が回ってきたか」
清麿はそう叫びながら、家の中でこの状況を打開する方法を考える。

この状況に陥る二時間前、清麿はいつものように剣術道場で剣術の訓練をしていた。すると、西側の森の方から突然爆発音が聞こえてきた。
「何事だ!?」
「爆発音みたいだな。この周辺の地帯に大量の火薬を保管しているところはないはずだから、何かが自然に爆発したという事はないだろう。という事は、何かに襲われた…?」
こう推測したのはマルコ。清麿の道場での友人だ。
「まあ、問題はないだろ。こんなところを襲って得なんか無いと思うしな。」
「仮にもおまえが住んでいる村だろ…」
そのとき、また爆発音が聞こえてきた。
「本当に何なんだ?」
「そんなに気になるなら教師達に聞いてみればいいだろ。さっき一人が偵察に行ったぞ。」
「じゃあ、ほっとけばその内分かるか。さ、続きはじめるか」
清麿達はその後二十分ほど普通に訓練を続けた。と、さっき森に偵察に行った教師があわてて帰ってきた。
「大変だ!とりあえずこの場所から避難するんだ!」
「どうやら、やっぱり何かあったみたいだな。」
「くわしいことを聞いてみるか?俺は面倒だから聞かないけど」
「・・・。まあいい。聞いてくる。…先生、何かあったんですか?」
「この会議が終わったら説明がある、それまで少し待っていろ。」
「・・・そうですか、分かりました。」
マルコが清麿の所に戻ってくる。
「なんだって?」
「これから説明があるらしい、少し待ってろ、だそうだ。」
数分して、会議が終わり生徒が集められた。
「いま、さっき起こった爆発音の偵察に行った先生が帰って来た。」
「何があったんですか。」
「みんな、『魔獣』について知っているか?」
そのとき清麿は魔獣については何も知らなかったが、マルコや他の一部の生徒は知っているようだった。
「魔獣って、謎の場所から突如現れて町や村を襲って占拠するって言う噂のあれですか?確か姿形が明らかにおかしい者や形は普通と同じでも能力や大きさが異常だって噂ですけど。」
「・・・町の西側が『魔獣』と思われる奴らに攻撃されている。その中でも言葉をしゃべれる『魔獣』が少しいて、そいつらは自分たちの事を『魔界軍』や『魔界陸軍』と名乗っていたそうだ。」
「先生、僕たちはどうすればいいんですか!?」
「とりあえず、村から避難命令が出た。各自自宅に帰って荷物を持ってもう一度ここに集まってくれ。その後の行動については集まってから話す。ここも危険区域だからすぐに集まるんだぞ!」
だが、道場にまた生徒が集まる事はなかった。
西側の地域にすむ生徒の一部が魔獣を目撃し、恐怖に陥って自分で避難をしようとした。そして、周りの生徒達も勝手に逃げ出す生徒を見て、一緒に村の外へ逃げ出してしまった。
更に学校の教師や村の中でも力のある人達が魔獣と戦って食い止めていたが、急襲だったため武器を余り持っておらず、指揮官もいなかったため魔界軍は一時間もしないうちに村の半分を占拠してしまった。そして、巨大な蚊の攻撃により家や森から火が出て、瞬く間に燃え広がっていった。その勢いに乗った魔界軍がさらに進行速度を速め、現在に至る。

とりあえず、今は外に出なければ、この中で焼け死んでしまう。まずは、状況を整理するために道場へ戻ろう。
清麿はそう思い外に出ると、ドアの前にマルコが立っていた。
「マルコ!」
「隣町はもう魔獣達に支配されたらしい。ここもそろそろ危ないぞ!」
この家は隣町に近い場所にある。現に隣町の火事の火が回ってきたため清麿やその近所の家は炎に包まれている。
と、そのとき炎上している家の陰から数体の魔獣が現れた。
「いや、あそこに魔獣がいる。どうやらここも終わりみたいだな…」
「何言ってるんだ!逃げるぞ!」
「いや、もうこの村にも相当な魔獣が来ているはずだ。もう逃げ切れない…。だが、ただ死ぬのはもったいない。魔獣の二、三匹でも道ずれにしてやる!」
「そうか、戦いながら逃げる事もできるからな…。しかたない、よし、いくぞ!」

――そうして、崩れた世界の中で清麿達と魔獣との初の戦いが始まった。

【2009年4月30日】
分割されていたのでこちらに修正版を投稿しました。
第二回と第三回の両方の分が修正されています。

2008/12/01(月) 狂気と混乱の機械魔獣 第二回

2008/12/01 23:39 G&Tの作品紹介メンバー
【はじめに】
小説版狂気と混乱の機械魔獣の第二話です。
今回は第一話に比べて長いので前半と後半に分けて公開します。

【狂気と混乱の機械魔獣 作品紹介】
『小説版狂気と混乱の機械魔獣』
第2話「魔界軍襲来」:前半

 森の中に突如として空間の歪みが現れた。
やがてその歪みから多くの謎の生き物たちが発生してくる。
いや、姿形は普通の生き物たちと同じだが大きさが明らかにおかしい。蝙蝠は50cm、蚊は80cmを超える大きさだ。
そして、一通り謎の生き物たちの発生が収まると、最後に大きな紫色をした蛇が現れた。
???「…ヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!
ここが俺たちの任された場所か。
全くののどかな場所だな。さっさと潰してやる。行くぞ!
世 界 中 に 狂 気 と 混 乱 を」

清麿「クソ!もうここまで火が回ってきたか」
何で俺が訳の分からない奴らに襲われてるんだ!

 二時間前、俺は剣術道場でいつものように剣術の練習をしていた。すると、西側の森の方から爆発音が聞こえてきた。
清麿「何事だ!?」
マルコ「爆発音みたいだな。この周辺にそんなに火薬を保管しているところはないはずだから、何かが自然に爆発したという事はないだろう。という事は、何かに襲われた…?」
マルコは同じ道場で訓練を受けている俺の友人だ。
清麿「まあ、問題はないだろ。こんなところを襲って得なんか無いと思うしな。」
マルコ「仮にもおまえが住んでいる村だろ…」
そのとき、また爆発音が起こった。
清麿「本当に何なんだ?」
マルコ「そんなに気になるなら教師達に聞いてみればいいだろ。さっき一人が偵察に行ったぞ。」
清麿「じゃあ、ほっとけばその内分かるか。さ、続きはじめるか」
 その後二十分ほど訓練を続けた。すると、さっき森に偵察に行った教師があわてて帰ってきた。
教師A「大変だ!とりあえずこの場所から避難するんだ!」
マルコ「どうやら、やっぱり何かあったみたいだな。」
清麿「くわしいことを聞いてみるか?俺は面倒だから聞かないけど」
マルコ「…。まあいい。先生、何かあったんですか?」
教師B「今説明がある、少し待っていろ。」
マルコ「分かりました。」
マルコが戻って来た。
清麿「なんだって?」
マルコ「これから説明があるらしい、少し待ってろ、だそうだ。」

後半へ続く…

【終わりに】
さて、記念祭やCPU愛好会のサイトからダウンロードして狂気化のプロローグをやったことのある人は分かると思いますが、ゲーム版にこんなシーンはありません。あえてあるとしたら清麿の最初のセリフだけです。
このように、小説版狂気と混乱の機械魔獣では本編で出てこなかった事が解説されています。というか解説しようと思っています。
さて、次回は第二話の後編です。

【独り言】
現在第三話を執筆中orz
試験終わる前にプロローグ完成するのか・・・

2008/11/28(金) 狂気と混乱の機械魔獣 第一回

2008/11/29 0:00 G&Tの作品紹介メンバー
【はじめに】
前回の記事を投稿してから二十四時間くらいしか経ってないけど前回の教訓(はじめの方に暇があったが面倒くさくて放置していたら結局何もできなかった)を生かして今日投稿することにした。
今日は狂気と混乱の機械魔獣の作品紹介。
小説版の狂気と混乱の機械魔獣の第一話を先行公開します。

【狂気と混乱の機械魔獣 作品紹介】
『小説版狂気と混乱の機械魔獣』
第一話「全ての始まり」

 ここは魔人と呼ばれる生命が生きる世界――魔界。その世界唯一の国の軍、「魔界軍」の本部城で元帥の「破壊神」と副元帥「神」が話し合っていた。どうやら神が何か有力な情報を持って来たようだ。

神「破壊神元帥!新たな世界が見つかりました!」
破壊神「本当か?大きさはどのくらいだ」
神「魔界と同じ程度です」
破壊神「なるほど…これで過密が解消できるな…」

 会議が終わり、破壊神は各直属軍へ連絡を行った。
 直属軍とは魔界軍に所属している各軍隊の事である。現在直属軍は三軍存在し、それぞれ水系魔獣の所属する「水魔軍」、飛行系の龍型魔獣、つまり龍が所属する軍「龍軍」、そしてその二つの条件に当てはまらない魔獣達の所属する軍「魔界陸軍」の三つだ。
 各軍には元帥がおり、龍軍の元帥はいま破壊神と話し合っていた「神」。
「神」は魔界軍全体の副元帥という地位にもある。水魔軍の元帥は水系魔人の「水魔王」、そして魔界陸軍の元帥は魔界軍全体の元帥でもある破壊神が務めている。それぞれどの軍が出陣するかは、攻め入る場所の状況により、破壊神自ら判断して決める。

 また、魔界軍には特殊な風習のような物があった。それは、「力有る物は戦地へ赴け」というものであり、それは各軍の重役であったとしても、前線へ出る事があるという事だ。そして、下級兵士であっても戦地で手柄をあげれば管理職へ昇進する事ができる。また、それ以外に昇進の方法がない。つまり、魔界軍では階級が上であれば上であるほど魔人としての戦闘能力も高いということになる。

 破壊神が各直属軍重役へ戦闘命令を出した。
破壊神「魔界軍所属全軍に告ぐ!新世界が発見された直ちに進軍の用意をせよ」

 破壊神は元帥室で独り叫び声を上げる。
破壊神「ウヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ
久しぶりに我が軍の活躍を見ることが出来るぞ
ウヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ
ウヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ」

そう言うと破壊神は新世界に進軍する準備をし始めた・・・。

【終わりに】
今回投稿した小説は狂気と混乱の機械魔獣と一緒に配布されるときに改訂されている可能性があります。駄文ですからね。

【2009年4月30日 修正版投稿】
第1話「全ての始まり」

ここは魔人と呼ばれる生命が生きる世界――魔界。
その世界の統一国家の軍、魔界軍の本部では、重要な会議が行われていた。

「破壊神元帥!新たな世界が見つかりました!」
「本当か?大きさはどのくらいだ」
「魔界と同じ程度です」
「そうか・・・これで過密が解消できるな・・・」
「やはり、この世界も支配下に置くのですか?」
「当たり前だ!ただ、今は軍のシステムの移動の途中だ。新たな世界への進軍は新編成の多式軍を使わず、移転の終わっていない旧編成状態の軍の軍人達を使って最初に進軍しさせておこう。それで手こずるようならば後に多式軍を使えば良い。」
「…大丈夫なのですか?旧編成の直属軍は移転のため軍事力が落ちています。敵が未知数である以上、油断は禁物だと思うのですが。」
「問題ない。それと、わざわざ多額の金をつぎ込んで融合型巨大構成魔法陣を使うまでの相手ではない。通常魔法陣を使って少しずつあちらの世界に派遣した者と連携をとりながら巨大な魔法陣を作っていけばいい。おそらく、元帥レベルの魔人を転送する魔法陣を完成させるのにも二年ほどしかかからないはずだ。」
「はい、分かりました。では私から直属軍へ連絡します。破壊神元帥、失礼いたしました。」

直属軍とは魔界軍に所属している各軍隊の事である。現在直属軍は三軍存在し、それぞれ水系魔獣の所属する「水魔軍」、飛行系の龍型魔獣、つまり龍が所属する軍「龍軍」、そしてその二つの条件に当てはまらない魔獣達の所属する軍「魔界陸軍」の三つがある。
各軍には元帥がおり、龍軍の元帥はいま破壊神と話し合っていた「神」。
「神」は魔界軍全体の副元帥という地位にもある。水魔軍の元帥は水系魔人の「水魔王」、そして魔界陸軍の元帥は魔界軍全体の元帥でもある破壊神が務めている。それぞれどの軍が出陣するかは、攻め入る場所の状況により、破壊神自ら判断して決める。

破壊神は一人元帥室で叫ぶ。
「ウヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!久しぶりに我が軍の活躍を見ることが出来るぞ!ウヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!ウヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!!」

そう言うと破壊神は新世界に進軍するための計画を構築し始めた・・・。

【2009年4月30日追記】
いろいろと変わったので全てに修正版を追加します。
旧版は消しませんので、両方読んで頂きたいと思っています。ただし、公式は修正版です。